2016-01-01

フィリップ・ウラカ(プロフィットロール・シェリー) 2016. January. 10th

1:プロフィットロール・シェリーのケーキは素晴らしい出来上がりですね。とてもおいしそう!どうしたら そのようなことを思いつくんですか?

フィリップ・ウラカ:
プロフィットロールが大好きで、プロフィットロールが好きのお客様を満足させたいと、かねてから思ってたんです。目の前のお客様にこの伝統在るデザートに40分で新風を吹き込み、提供しよう、と決めその夢を実現させました。新しいプロフィットロールは、グラスデザートとして,11種類のフレーバーのアイスクリームと組み合わせるか、パティスリーとしてソースやピュレと組み合わせを楽しんでいただけるよう提案します。

2:どうして"プロフィットロール・シェリー"という店名にしたのでしょうか?

フィリップ・ウラカ:
この名前は友人のDidier Barralと一緒に考えました。愛する人や物を"シェリー"と呼ぶので"プロフィットロール・シェリー"と名付けました。

3:2014年パリに新しいお店をオープンされた理由は?内装もすばらしいですね。

フィリップ・ウラカ:
1つの商品しか取り扱わない、専門店をパリにオープンしました。長年温めてきたこのスタイルには一流店で活気づくこの街が必要だと思ったからです。そのうえ、マレは多くのクリエイターで賑わうとても美しい街だからです。おかげさまで私の店はフランスらしく、とても上品にデザインされました。

4:全部が手作りでしょうか?

フィリップ・ウラカ:
はい。プロフィットロールは、お客様の目の前でひとつひとつ仕立てられます。

5:嗜好についてあなたのこだわりを少し教えていただけますか?

フィリップ・ウラカ:
まずは味覚。良い素材選びにこだわります。それから、調理は素材の持ち味が充分活かせる様に フランクにしています。その風味をよりいっそう向上させるか、完璧なマリアージュを作るかで ソースやピュレを添えるのです。

6:何がお菓子の創作へあなた方を向わせるのですか?

フィリップ・ウラカ:
プロフィットロールを作るうえで、まずはフランスの伝統菓子であるということをベースにイメージを沸かせます。次に旬のもの、フルーツなどを考慮して それと組み合わせるとどうなるかということを考えます。

7:お菓子の魅力とはなんですか?

フィリップ・ウラカ:
パティスリーは私にとって天職であります。お客様に喜んでもらえることが 私自身、とても嬉しいのです。お菓子を堪能するお姿を拝見することが、私には至福の喜びなのです。

8:パティシエは お菓子を作るのに注意を払われますね。例えば 味、風味、品質や選択、それから 形......。味覚の具現化はパティシエの技量と聞きます。外見が美しいということは重要でしょうか?

フィリップ・ウラカ:
お菓子を作る時、まず最初に風味を念頭におきます。すっきりとしていて驚きのある味。それからテキスチャーも大事です。試食を重ね、イメージから味の具現化をしていきます。そしてもちろん、デコレーションの繊細さ、上品さ、お客様が食欲をそそるような見た目も重要だと思います。

9:あなたにとってプロフィットロールとは何でしょう?

フィリップ・ウラカ:
プロフィットロールとは、シュー生地が扱いやすくて、付け合わせもアレンジに融通がきき、そして歯ごたえも良く、おいしいソースをひきたたせる優れものです

10:日本は好きですか?日本へのイメージってなんでしょうか?

フィリップ・ウラカ:
ええ、日本は大好きです。美しさ、文化、謙虚さ、厳格さにおいて素晴らしい国ですので。日本人は、とても細かい点にまで配慮が行き届き、几帳面で勉強熱心、そしてあふれんばかりの向上心に大変感銘を受けました。

11:あなたが子供の頃 どんなお菓子が好きでしたか?

フィリップ・ウラカ:
ライスプディングやアップルパイ。結局シンプルなデザートが好きです。

12:あなたにとって美しさとはなんでしょうか?

フィリップ・ウラカ:
私にとっての美しさというのは、それはシンプルであるということですね。肩が凝らないもの、でもとてもエレガンスなもの。

13:パリはフランスの首都、世界で最も美しい街のひとつと言えます。あなたにとってパリで好きな景色は何ですか?どこですか?どうして?

フィリップ・ウラカ:
パリだと、私はエッフェル塔付近のセーヌ川岸が好きですね。そのエレガントでスケールを感じる事が好きです。パリはとても美しい歴史的建造物や建築物がありますよ。

14:この仕事に不可欠な素質は何ですか?

フィリップ・ウラカ: 優秀なパティシエであるためには、やる気や従順さ、完璧主義や、好奇心旺盛さ、厳しさやエスプリが必要です、人格者であることや、謙虚さも必要です。それから特に必要なのは、サービス精神ですね。

15:次に挑戦しようとしていることは?

フィリップ・ウラカ:
次の挑戦は、フランスの代表的デザートにふさわしいお菓子はプロフィットロールであることを世界中に広める事です。


(This email's interview is current as of septembre 2015)
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Posted with permission from フィリップ・ウラカ(プロフィットロール・シェリー)
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プロフィットロール・シェリー
フランスデセール株式会社

プロフィットロール・シェリー shop 情報:
Profiterole Chérie :
[住所]:17 rue Debelleyme 75003
[TEL]:+33 1 42 77 90 62
[営業時間]:火~金12:30~20:00、土日10:00~20:00
[休み]:月

Translation and Questioner: Yukiko Yamaguchi
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