2011-08-05

エルヴェ・ピシャ ( アルティザン・テラ ) 2011. August. 10th.

1:プロの職人としてどのようなスタートを切りましたか?

エルヴェ・ピシャ :
14歳でジュニア見習養成としてブランジュリーの仕事を始めました。その後、職業適性証書(C.A.P.)を取得し、補足標記(M.C.)、職業バカロレア(B.P.)を取得しました。


2:この仕事をしていて良かったことは?

エルヴェ・ピシャ:
みなさんにちょっとした素敵なものを提供できるのが嬉しいですね。朝、温かいクロワッサンやバゲットそれにフィセルが焼きたてであればお客さんたちに幸せな気分になってもらえるんです。


3:あなたが考える、美味しいパンとまずいパンの定義を教えていただけますか?

エルヴェ・ピシャ :
美味しいパンはバランスが良く、味や風味が長く損なわれません。また食べたいと思わないのが、まずいパンです。


4:パンは芸術もしくは文化の一端を担うものとお思いですか?

エルヴェ・ピシャ :
もちろん世界的にそうですが、とくにフランスではパンは文化の一部です。日本でお米がそうであるように、パンが主食ですから。


5:何かおすすめはありますか? それはお店のスペシャリテ?

エルヴェ・ピシャ :
今なら「ビション・リヨネ」かな。レモン・クリームがたっぷり詰まったキャラメル・パイです。


6:日本はお好きですか?日本の印象、そしてお気に入りの日本文化をお教えください。

エルヴェ・ピシャ :
日本は僕が深く感銘を受けた国です。初めて来日したときは、街の照明や音楽が違う惑星にいるように感じました。


7:日本の好きな光景はどこで、それはどんな理由からですか?

エルヴェ・ピシャ :京都ですね。癒されるから。


8:フランスでは?

エルヴェ・ピシャ :
僕の出身地だから…リヨン。街中を見渡せるモン・ドールの山からは、晴れた日にはモン・ブランまで見えます


9:あなたにとって静寂とはどういうものですか?

エルヴェ・ピシャ:お客さんのいないお店。ぞっとします(笑)。


10:子供の頃、どんなお菓子が好きでした?

エルヴェ・ピシャ :プロフィットロールが大好物でした。


11:満足できるのは、どんなパンができたとき?

エルヴェ・ピシャ :印象に残って、また食べずにはいられないパン!


12:あなたにとって「美しさ」とは?

エルヴェ・ピシャ :何よりもまず内面の美しさです。


(This email's interview is current as of July. 2011)
-----------------------------------------------------------------------------------
The Credit will read:
Posted with permission from Hervé Pichard ( ARTISAN TERRA )
Related website LINK:
自然素材にこだわった大地の菓子・大地のパン | LA TERRE ラ・テール


Questioner: Yukiko Yamaguchi
Translation: Satoko Kawabata


エルヴェ・ピシャ氏 職歴について
・シェフ "シュヴァロ"
(M.O.F.のシェフの店ヴァルディゼール)にて
・スーシェフ "ジョクトゥール"
(ポール・ボキューズのブーランジェリーリヨン)にて
・統括シェフ "ジョクトゥール"パリ
(2008年"フィガロの選ぶパン屋"に選ばれた)にて
・"ブーランジェリー ラ・テール"にて現在に至る

ARTISAN TERRA(アルティザン・テラ)
世田谷区下馬2-44-11
TEL: 03-5787-8850
営業時間 10:00〜20:00
-----------------------------------------------------------------------------------
Webmagazine kimbou:French ページへ  Web magazinekimbou : French webmagazine kimbou:on line free paper TOP ページへ
webmagazine kimbou:home